大規模修繕
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大規模修繕の様々な用語をチェック!覚えておきたい大事な知識

大規模修繕の用語

今回は、大規模修繕を行う上で重要な用語について解説していきたいと思います。大規模修繕について調べる上でも、初めて見るようなわからない用語が多く出てくることだと思います。

用語を理解していないと、大規模修繕について知ろうと思っても、なかなか難しくて断念してしまうことかと思われます。

実際に大規模修繕工事は、建物を修繕する様々な工事を総称したもののことを指します。ですので、大規模修繕の用語を知るとなっても、一つ一つの工事ごとに知識が必要になります。そのため、一つ一つ調べていては時間がかかってしまい、苦労することかと思われます。

そのため、この記事では、大規模修繕工事に関する様々な重要用語をまとめて解説していきたいと思いますので、是非ご参考ください。

また、大規模修繕自体や、工事内容についてはこちらの記事にて説明しておりますので、まず大規模修繕がどういうものかを簡単に知りたいという方はこちらのリンクから飛んで見てください。

カテゴリー別用語

それでは、数ある用語を見やすいように、カテギリー別に分けてご紹介していきたいと思います。ここでいうカテゴリーとは、冒頭でも説明した通り、大規模修繕工事における工事内容別のことを指します。

気になるカテゴリー、工事内容について確認して見てください。
また、気になる用語に関連する記事についてはこちらから検索してみてください。


【基本用語】

大規模修繕…建物における修繕工事のうち、様々な工事を一度に行うような工事のことを指します。

資産価値…大規模修繕の世界では、よく出てくる言葉です。資産価値とは、マンションなどの建物を自分の保有する資産とし、その価値のことを表します。「資産価値を向上するために行う大規模修繕」のような形で表現されることが多いです。

管理組合…管理組合とは、マンションなどの共有資産において、そのマンションの維持や管理を行う上で組織される団体のことです。こちらは全員ではなく住民のうちの数名で構成されており、マンションの取り決めなどを行います。

ワンオーナー…管理組合とは異なり、マンションなどを一人の資産として賃借しているような運用形態をとっているオーナーのことを指します。

老朽化…建物が年月を経て、風雨などの外的要因によって劣化していく現象のことを指します。そのためこの言葉は、自然と劣化するという意味合いで使われます。

リフォーム…リフォームの場合は、大規模修繕とは考え方が異なります。前者は、建物自体を立て替えたりするのに対し、後者は既存の建物を維持したまま部分ごとにより良くしていく工事のことを指します。

リノベーション…こちらの場合はリフォームとは異なり、どちらかというと大規模修繕に近い考え方の言葉になります。既存の建物を維持した状態で改良するという意味になります。

着工…新たに工事を始めることを表します。こちらは足場の組み立てなどの本工事の前に行われる工事が始まる時点からのことを表します。

竣工…こちらは着工の対義語で、工事が完了することを指します。本工事が終わり、そのあとの細かな工事や回収も全て終わって完全に工事が終わった時点で使われます。

専有部分…マンションなどの建物において、壁などで区切られた住民ごとの居住区感などの独立した場所のことを表します。

共用部分…こちらは、専有部分と逆の意味で、文字通りエントランスや廊下などといった居住者全体が利用しているような場所のことを指します。

修繕計画…大規模修繕工事を周期で行うにあたり、次の大規模修繕工事までにどの箇所を改修するのか、修繕費用をどのぐらいの金額感でどのように集めるのかなどといった大規模修繕を行う前に計画する一連の流れのことを指します。


【診断調査】

診断調査…大規模修繕工事の着工をする前に、あらかじめ周囲の状況や改修する部分の現状などを把握するために行われる大規模修繕工事における最初の作業内容となります。

目視調査…診断調査のうちはじめに行われる調査のことで、文字通り専門者が目で確認して回ります。ひどく劣化してるような目で見てわかる部分を事前に抑えるために行われます。

打診調査…モルタルやタイルなどがどれだけ浮いてきているかなどをハンマーなどを用いて、音などを調べて状況を把握する調査のことを表します。

躯体(くたい)…建物を構造する部分のことを指します。基礎や壁、床などといったような建物を支えるような骨組みの部分のことを全般的に指します。

浮き…打診調査の際にモルタルやタイルなどが筐体からどれだけ剥がれてしまっているか、その間にどれだけ空間ができてしまっているかを表す際に用いる言葉のことです。

付着力試験…こちらは、ハンマーなどを用いた初歩的な打診調査とは異なり、機械を用いて行う浮きなどを調べる調査になります。こちらはタイルだけではなく、塗装部分や、シーリングといった建物をつなぎ合わせる部分なども含めて行います。

中性化…モルタルやコンクリートといった素材は、もともとアルカリ性ですが、大気に含まれる炭酸ガスなどと反応して中性になってしまうという現象のことを指します。中性化すると、モルタルやコンクリートなどが膨張し、ひび割れや剥落という症状が現れます。

中性化試験…モルタルやコンクリートが中性化しているかどうかを調べる調査のことを表します。内容としてはエタノール溶液を散布することでpHを調べ、中性化されているかどうかを調べるといったものです。


【仮設工事】

仮設工事…仮設工事とは、建物自体の工事を行う前に、職人や作業員の安全のために工事を行う上で使う動線や作業スペースなどを確保するために行うあらかじめの工事のことを指します。

足場…よく工事現場などで見られる、作業するために壁伝いに設けられた金属の板や階段などの鉄骨の骨組みのこと全般を指します。この足場工事が大規模修繕を行うに当たって最初の本工事になります。

共通仮設…仮設工事の中でも、事務所や作業員の詰所、洗い場や仮設トイレなどの作業員が工事に直接関わらないものを仮設する工事のことを指します。

直接仮設…直接仮設は足場のように工事をするに当たって直接関わるような場所の設置を行う工事のことを指します。直接仮設は大規模修繕工事の中でも2割を占めると言われているほど重要な工事内容となります。

架設…よく仮設と混同して捉えられがちですが、仮設は一時的に設置するという一連の内容を指しますが、この架設の文字の場合は、足場などを設置するといった特定の作業のことを指します。


【下地補修工事】

下地…大規模修繕工事における下地とはモルタルやコンクリートといった建物の構造体の部分、いわゆる躯体の部分のことを指します。タイルなどを貼る場合の下地という意味合いで使われます。

下地補修工事…劣化してしまったコンクリートなどの下地を剥がして新しく埋めたりすることで下地面にできてしまった凹凸を修復する作業です。

腐食…コンクリートの性質上、外気の温度が高いと膨張し、低いと収縮してしまいます。これによってできたひび割れなどから雨水が侵入してコンクリートを痛めてしまう現象のことを言います。


【タイル補修工事】

タイル…壁や床の装飾、保護のための仕上げ材料として用いられる壁面などに使われる材料のことを指します。

剥落…文字通りタイルなどが剥がれ落ちることを指します。

打検ハンマー…先の部分が本来のハンマーのような作りとは異なり、円球がついているハンマーで、これにより下地面やタイルなどの浮きを調べます。

マーキング…タイルの補修が必要な部分にあらかじめ、施工箇所とどのくらいの補修が必要かなどを記しておく作業のことです。

電動カッター…不要なタイルを補修する際に必要な箇所だけを切り取る際に使われる機材です。これで切り取った箇所に新たなタイルを張り付けることで補修を行います。

下地モルタル…こちらは、躯体の外側に設けられるモルタルのことです。

張り付けモルタル…こちらは上記の下地モルタルとは異なり、タイルを張り付けるために下地モルタルの上に重ねて設けられるモルタルのことを表します。


【シーリング工事】

シーリング…シーリングとは、建物の各種部材をつなぎとめるために、隙間などに埋めあわせる材料のことです。シーリングを隙間に埋めることで、気密性が高まったり、ガラス部分が固定されるなどの働きをしてくれます。

目地…目地は各部材のつなぎ目のことを表す用語です。

気密性…住宅において気密性とは、どれだけ建物の隙間がなく、空気の出入りがないかを表す指標になります。これが高まることにより断熱性が高まり省エネなどにつながります。

バックアップ材…シーリング材を埋め込む前に、目地などの深さや形を整えるために埋め込む材料のことを指します。

プライマー…シーリング材の密着性を高めるために仕上げとして塗装する材料のことです。シーリング材の種類などによって様々なプライマーの種類が存在します。


【外壁塗装工事】

外壁…外壁と似た言葉で、内壁もありますが、主に外壁は外側に向いている壁のことを表します。外気にさらされる部分は主に外壁と捉えることが多いです。

外壁塗装…外壁塗装は主に建物の美観性のために行われる工事内容になります。外壁の塗料は主に5〜10年ほどで色あせたりと劣化が生じてきます。外気にさらされているほか、雨風や、静電気などの要因で劣化が生じてしまいます。

塗膜…塗膜とは主に塗料が乾燥し、固まって幕状になったもののことを表します。塗膜ができることで、建物を紫外線や熱からのダメージから保護してくれる働きがあります。


【鉄部塗装工事】

鉄部…鉄部とは、建物の中で鉄でできている部材のことを表します。外壁などに比べて劣化年数が短く、塗装が必要になります。

鉄部塗装…上記の鉄部を塗装する工事のことを指します。鉄部は外壁やその他の壁面などとは異なり、鉄でできているので錆などが生じてきてしまいます。さらに鉄の錆びは一度現れると、内部に向かってどんどん進行していく性質があるので、しっかりと塗装することが重要となります。

重ね塗り…鉄部塗装では、均一に塗装しなければなりません。そのため、塗りムラをなくすために一度塗るだけではなく、単一の塗料でもなんども塗る重ね塗りを行います。この重ね塗りには、三段階の工程があり、①下塗り、②中塗り、③上塗りと仕上げていきます。


【防水工事】

防水工事…建物が雨水などによる侵食を防いだり、居住環境などに影響が及ばないようにいたるところの防水を行う工事になります。なお、防水工事は建物の状態を維持するために重要な工事で、様々な種類の防水工事が存在しています。

アスファルト防水…この防水工事は文字通りアスファルトによる防水を行います。建物の表面にアスファルトを塗ってはり合わせる防水工事です。

シート防水…シート防水の場合は、建物に何かをコーティングするのではなく、シートを建物表面に貼ることで防水を行う工事です。

塗膜防水…こちらは逆に「塗る」防水工事になります。外壁塗装のセクションでも登場した塗膜が防水の役割を担ってくれます。

エバープロロング防水…こちらは別名「次世代防水工事」とも呼ばれます。こちらは躯体自体を強化する画期的な防水工事になります。コンクリートなどの表面にコンクリートと同質材料を散布し、表面に緻密な保護層を構築します。これがコンクリートとの親和性が非常に高く数十年の耐久性があると最近になって現れた新しい工法です。

まとめ

上記のように、今回は大規模修繕に関する様々な重要用語について取り扱ってきました。各種工事ごとに初見ではわからないような用語や、知識があるのではないかと思われます。

用語をしっかりと理解することは、大規模修繕を進める上での単なる理解だけには及びません。他の記事でも取り上げていますが、マンションの大規模修繕などを行う際にコンサルタントを用いる場合は、難しい用語などを巧みに使い、業者のペースで進められてしまうような悪質なケースも存在するからです。正しい知識と用語を理解しておくことで、このような場合でもしっかりと対応することができるのではないかと思います。

また、株式会社繕では、大規模修繕工事に関することからその他相談したいことも無料で受け付けておりますので、気になる方は下のリンクボタンよりお問い合わせください。

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