大規模修繕の費用の内訳をイッキ見!気になる値段は?

大規模修繕の内訳

今回は気になる費用面の内訳についてご紹介していきたいと思います。内訳というのは大規模修繕の費用のうち、どれくらいの金額がどの工事にかかっているのかを割り出したものになります。その中でも大規模修繕の費用面では、なかなか内訳というのが見積もりを立てる前では可視化しづらいものなので、大規模修繕の相場から各工事の費用の相場をご紹介し、割合を図などで説明しながら、これから大規模修繕を考えているオーナー様や、ご入居者様にわかりやすくお伝えできたらなと思います。

なお、当サイト株式会社繕では、大規模修繕の費用に関する記事も過去に掲載しているので、大規模修繕の費用から一度見ておきたいという方は、下記のリンクよりご参考にしてみてください。

目次

費用がかかるランキング

いきなりですが、気になる方も多いと思われますので、各工事の中で絶対的なものとしてどの工事に大きく費用がかかるのかをランキング形式で解説していきたいと思います。こちらは実際の内訳のデータではなく、大まかに各工事の金額的な規模を把握していただくものになります。

なお、これからご紹介する各工事の内容についてのそれぞれの詳しい説明につきましては、大規模修繕に関する記事の中で解説しておりますので下記のリンクからご確認ください。

第一位:外壁塗装工事

第一位はずばり、外壁塗装工事になります。建物の外観を担う部分である外壁の改修工事はおそらく最もイメージしやすい修繕内容ではないかと思います。こちらは塗料や塗装方法によっても金額の上下は生じますが、全体の工事を見たときに最も費用がかかる工事だと思っていただいて問題ないと思います。

第二位:防水工事

続いての第二位は防水工事になります。防水工事は一位の外壁塗装工事とは異なり、外観ではなく建物の機能面の向上を図る工事となります。雨水などの進入は居住者の生活環境に支障をもたらすだけではなく、建物の内部の状態を早く傷める原因になってしまいます。ですので、慎重かつ高度な工事になるので高額なランキングとしては二位となっています。また、こちらの場合も塗装やシートなど様々な手法が存在するため、金額は多少の変化を見せますが、高額な工事内容と言うことには変わりありません。

第三位:仮設工事

第三位は少し意外な結果かもしれません。仮設工事は大規模修繕工事を行うために必要な足場の組み立てや作業員の事務室や倉庫などの仮設の建物を立てたりする工事になります。こちらの工事が高額な理由は、工事を進める上で作業員の安全を確保するということと、工事全体の質を高めるという目的があるので、しっかりとした質の工事を行う必要性があるということです。

第四位:鉄部塗装工事

第四位の鉄部工事は、建物の鉄部分が錆などで消耗したりしないようにコーティングを行う作業になります。こちらの場合は改修しなければならない面積がそこまで大きくないので、費用も上位3つと比べるとそこまで大きいものにはなりません。

第五位:共用部分

共用部分とは、エントランスや廊下等の居住者全員が使う部分のことを指します。こちらの工事は他の部分に比べて箇所が絞られているので、第五位となっています。

<ざっくり相場>

外壁関連工事…………700万円程度

防水関連工事…………600万円程度

仮設工事………………550万円程度

鉄部等塗装工事………150万円程度

建具・金物等工事……130万円程度

共用内部工事…………60万円程度

内訳のチェックポイント

上記のように以上の順の割合で大規模修繕の費用は行われることが多いです。そしてこの内訳を見るときに重要なのは、コンサルティング費用がどれくらいの割合を占めて要るのか、またバックマージンなどが大きく発生してないのかという点です。具体的な実際の工事内容の場合は、各工事の内訳の中でも、材料費等が記載されていることがほとんどですが、コンサルティング費用やバックマージンは見えない形でお金を取られていることが多いのです。そのため、見積もりの段階で内訳を見たときに、工事内容以外で費用を取られている部分が多い場合などは気をつけましょう。なお、それらに関する内訳を見る際に注意しておかねばならない不要なものについては、過去の記事にて徹底解説しておりますので、そちらからご覧ください。

内訳の確認方法

続いては内訳の確認の仕方をお教えしたいと思います。内訳というのは、全体のうちの各工事がどれくらいの金額なのかということです。そのためまずは見積もりを取りましょう。この見積もりによって戸数や年数、敷地面積・塗装面積などによって各工事の金額が概算として出されます。そうして出た内訳を実際に確認して、高いのか安いのか、相場などを参考にしながら費用感を確かめるようにしましょう。

費用を抑える方法

最後に費用を抑える方法について内訳というテーマを元に解説していきたいと思います。まず、費用を抑える前に、大規模修繕工事は建物の資産価値を向上させるための工事なので、金額面に固執して妥協をするのはあまりオススメしません。そこで、費用を抑える手段として必要になるのは「相見積もり」を取ることです。相見積もりとは、いくつかの会社で見積もりを取ることです。相見積もりを取ることで、先ほどの内訳を比較することが可能になります。そうすることで、適正な料金を把握することができます。中には同じ工事内容でもかなり高額になっているケースも見つけることができるので、重要な手順だと言えます。なお、費用についてもっと知りたいという方には、別の記事にて費用に関するお話をさせて頂いておりますので、是非そちらをご確認ください。

「大規模修繕費用」についての記事リンクを貼る

まとめ

今回は大規模修繕における費用の内訳についてご説明させていただきました。費用の内訳を知ることで、どの工事が大規模修繕の中で大きな割合を占めているのかという規模感も把握できてくるのではないでしょうか。大規模修繕工事がうまくいくためには、費用面もしっかりと考えて行かなければなりません。その上でどのように見積もりをとって比較し、より良い質の高い大規模修繕工事にしていくかというのがとても重要になります。

なお、株式会社繕では些細なことから大規模修繕に関するご相談を無料で受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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